ヘッドホンはUSBより3.5㎜タイプがお勧め!

前回の投稿でお勧めヘッドホン についての話をしました。その前にヘッドホンにもタイプがあるし、ヘッドセット(ヘッドホンとマイクが一体化したもの)もあるし、その辺はどうなのよ?と疑問に思われている方もいるのでは?と思ったので、今回の投稿はお勧めヘッドホンのタイプについてです。

ヘッドホンには基本的にUSBタイプと3.5㎜タイプがあります。前者はデジタル、後者はアナログです。そうなると、なんとなくデジタルのUSBの方がアナログよりいいのでは?と思われるかもしれませんが、実はそうでもないのです💦

  3.5㎜ステレオプラグの例

私のお勧めしたいのはUSBタイプではなく、3.5㎜タイプです。USBタイプはそのままPCに繋ぐことができるので確かに便利ですが、致命的な欠点はオーディオミキサーとつなぐことができない点です。1回線のみで通訳するうちはヘッドホンをPCにつなぐだけですから、USBタイプでもいいですが、2回線使っていこうとすると、ミキサーにつなげられず、使い勝手が非常に悪くなります(ミキサーがないとヘッドホンとイヤホンを両方耳に着けたりする羽目になります、これでは通訳に集中できませんよね)

またヘッドホンではなく、マイク付きのヘッドセット(例えばUSBと3.5㎜の両方に対応しているこれとか)を使っている方も多くいらっしゃるかと思います。しかし、ヘッドセットは3.5㎜タイプでもお勧めしないです。なぜならマイクとヘッドホンを別々に使うのに比べ、マイクが一体になったヘッドセットでは応用が効きません。例えば、ヘッドセット3.5㎜タイプをオーディオミキサーにつなぐことは一応可能ですが、ミキサーにつないでしまうとヘッドセットに付いているマイクはまったく使えなくなります(ヘッドセットをヘッドホンとして使っている恰好です)この場合は別途マイクを接続する必要があります。

またヘッドセットの場合はヘッドホンとマイクの距離がかなり近くなる(耳と口の距離で固定されてしまい、調節ができない)ので、エコー(ヘッドホンから出る音がマイクに拾われてしまうとエコーになります)が起こる可能性が増えます。エコーは発生すると聴衆はすぐに気が付きますが、エコーを起こしている当人(通訳)はまったく気が付かないので、クレームに繋がりやすくなります。

そんな理由でヘッドホンとマイクを別々に、そして自分に合ったものを用意されることをお勧めします。特にマイクは相手に声を聴かせる通訳にとっては一番重要なツールなので、できるだけいいマイクを選びたいものです。

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