リフォームはドラマです(その5 リフォームは段取りがすべて!)
実を言うと、クロスやタイルを決める以外にも決めることは山ほどあったようなのですが、細かいことはすべて奥さんにお任せしておりますので、、(笑)よくわかっていません!リフォーム屋さんと打合せするのはいつも奥さんです。そのうち奥さんたらいつの間にかリフォーム業界用語を使うようになってしまい、私にはなんのことやらよくわかりません。。なんだか奥さんが手の届かないところに行ってしまったような一抹の寂しさ(笑)
とにかく、仕様はすべて決まったので、次はスケジュールです。通常のお風呂リフォームですと1週間ちょっとくらいの工程らしいのですが、今回は、押入れを潰す、シャワールームを設置する、などの追加作業があるため、2週間ちょっとの工程になりました。工程表ができてきて、いよいよリフォーム工事するんだなあという雰囲気になってきます。工程表はガントチャートになってます!たかがリフォームといえども立派なプロジェクトということです。プロジェクトマネージメントが重要になってきますよね! (つまり段取りが大事!ってことです💦 リフォーム屋さんの実力が試されます!
余談ですが、プロジェクトと言えば、その昔、私は某通信機器メーカーで開発プロジェクトのプロジェクトマネージャーなどをやっておりましたが、私の担当するプロジェクトはどれもこれも遅れに遅れてお客に怒られてばかり。記憶から消し去りたい思い出です(笑)
12月初旬から始まることになりました。初日から2日間は、まずは「取り壊し」です。押し入れと今のお風呂の床、天井そして壁を取り壊します。その後、何はともあれ浴槽を設置し、配管を行って、とりあえずお風呂だけは使えるようになります。壁とか床は仮なので、まるで工事現場のお風呂のようになるのですが、ないよりまし!これでお風呂が使えない期間を最小限の3日間にすることができるわけです。さすがに1週間お風呂に入れないってなるとちょっとどうにかしてくれよって思いますが、3日ならまあなんとか、なるかな(笑)
いよいよ初日です。リフォーム屋さんからは朝8時半~9時の間に来るのでよろしく、と言われてます。ずいぶん早くから仕事するんですね。自分だったら絶対無理!と思いました(笑)当日の朝8時半ちょっと過ぎた頃、ピンポーン! インターホン越しに見ると総勢4~5名ほど来ているようです。そういえば、今日は、リフォーム屋さんだけでなく、お風呂メーカの方も見学に来るとの事です。なんでも、マンションにシャワールームとお風呂を設置するリフォームって前例がないそうで、お風呂メーカさんも興味があるとのことですよ!どれだけうちの奥さんの要望がすごいかわかるってっもんですね(笑)
最初に来たのは、リフォーム屋さんの営業さんと今回のプロジェクトを指揮する現場監督さん、それからお風呂メーカさんからは、初めてみる営業の方と、もう一人は、なんと!あの!ショールームで私たちの心を鷲掴みした説明員の女性がいらしているではないですか!?
「あれ? xxさん、ご無沙汰しております! はるばるここまで見に来られるとは!」と驚くと。
「うちで前例のないリフォームなので、ぜひ現場を見たいとお願いして見学させていただくことになりました。よろしくお願いいたします!」とのお返事です。
ショールームでは制服を着ていた説明員さんですが、ここには、真新しい黒いジャンパー姿です。遠目には現場の人に見えます。リフォーム屋さんの営業さんが「おー xxさん、その恰好、現場監督みたいですね。ぜひうちで監督お願いしますよ」などと冗談を言っています。 お風呂メーカとリフォーム屋さんは基本仲良しなんでしょうかね。まあいいことです。
「午後は来訪のお客様予約があるので、ショールームに行かないといけないのですが、午前中は大丈夫なので、しばらく見学させていただきます」とのことです。なるほど、ショールームには予約がちゃんと入っているんだ(笑)うちみたいに予約なしにフラッとショールームに行ったりするやつら放置しときましょう(笑)その後、説明員さんはしばらく見学されてにこやかに去って行ったのでした。
さて、作業は、というと、最初の作業は「養生」です。エコフルガードという養生シートを床と壁とドアにとにかくベタベタ張っていきます。とにかくキズを絶対つけるもんか!という気迫が伝わってくるようです(笑)傍から見ているとこれが意外に時間のかかる作業のようで、午前中はほとんど養生に費やした?のではと思うくらいです。さて余談ですが、リフォームが終わるまでの間は、エコフルガードに囲まれて生活していたことになりますが、このシートって無地ではなく、でっかく「エコフルガード」とか、「安全第一」、「整理整頓」とか(笑)とあっちこっちに書かれているので、現場感がすごいんです(笑)家庭用にはもうちょっと地味なデザインにしていただけないものでしょうか。。(笑)
養生作業の傍らで現場監督さんがこれからの流れを例の工程表を見ながら私たちに説明してくれます。きっちり段取りが決まっているわけです。でも各工程の間にはところどころに余白というかバッファーがあります。どこかに遅延が出ても、後工程に影響がでないようにするためですね。この辺の塩梅は長年の経験がものを言うのでしょう。ふむふむ。そういや、自分が昔担当したプロジェクトにはそういう余白なんかなかったなあ(笑)そもそも絶対無理です!みたいなスケジュールなのに「できます!やります!」と上が言ってて、でも、やっぱり遅れると現場が怒られて。。あー ほんとに思い出す度にむかつくなあ(笑)
では準備ができたところで、いよいよ解体に取り掛かります。
が、そこはまだ次回に!