初めての海外出張(外資系の場合)

前回、生まれて初めての海外出張で舞い上がった話を書きましたが、今度は、外資系の場合の海外出張について書きます。

日系のメーカに5,6年勤めた後、外資系(本社はアメリカ)の通信企業に転職しました。世の中は貿易摩擦だ、非関税障壁だ、と騒いでいるころでしたので、日本は海外製品を買わないとけしからん、的な雰囲気だったので外資系がここぞとばかりに日本市場に売り込みをかけていたころです。

そんな世間の雰囲気はこの際どうでもいいです。大事なのは自分のことだけ(笑) 勤め始めてしばらくして、やっぱり本社に行って担当者同士が顔合わせしないとだめってことでアメリカ出張することになりました。今度は1人です(笑)現地の空港でお迎えもありません(笑)お膳立てはなんにもなし! 事前に手配してもらえたのはフライト(ノースウェストのビジネスクラス!何がいいってマイルががっぽりたまるです!)とホテル(郊外のホリデーイン、これは結構しょぼいホテル)だけっす。あとは自分でなんとかしなさいというやつです。まあ、子供じゃないので、自分でなんとかできるはず!

成田発のオヘア行きの直行便です、フライトは13時間くらいでしたっけ? 時差のせいで、夕方出て、到着はお昼すぎみたいな感じでした。あんまり寝てないのでへろへろですが、とにかくタクシーでホテルまではたどり着きました。翌日はレンタカー屋に行って車を借りました。(記憶が定かではないのですが、なぜか空港でレンタカーを借りず、ホテルの近くのレンタカー屋で車を借りたのは覚えてます。)見た感じ並んでる車はおんぼろ車ばかり、その代わり安いんですけどね。Mustangとかなんかすごそうな車、でもボロボロなのを借りました(笑)

ホテルから会社のオフィス(というか工場)までは車で20分くらいでした。車以外の交通手段はないのでとにかく車借りるしかないわけです。

ここで生まれて初めての左ハンドルですよ、ウィンカーを出すつもりでワイパーを動かすのはあるあるでしょうが、とにかく、すべてが初めての体験です。特にビビったのがセルフ給油です。(当時の日本にセルフはまだなかったのですよ皆さん!)ガソリンを自分で給油する、しかも、アメリカで!(笑)マジか、もう心臓バクバクです(笑)見よう見まねで、給油しましたよ。もう挙動不審だったに違いありません(笑)きょろきょろしながら給油して、慌てて逃げるように走り去っていく私(笑)

しばらくそのまま走っているとなんだか後ろから煽ってくる車がある~!!! げー やばい、なんかこれはやばいんじゃ? 逃げよう~!とドキドキしながら、そのまま走り続ける私。そのうち信号で止まることになり、追いつかれてしまいました。。うわー 何されるんだ? と身構えてたら、後ろの車から運転手が窓をあけて何か叫んでます!結構深刻な形相です。え?なに?なに? と思いながらバックミラーで後ろを見ると給油口のフタが開いているが見えます。あ、給油口のフタが開いてるのに気がついた親切な方が一生懸命私に知らせようとしてたんですね!なんだー(笑)いやあもう生きた心地がしませんでしたよ。。

さて、車を降りて給油口を見るとフタが開いているだけじゃなくて、給油キャップがない! ガソリンスタンドでパニックってたので、キャップを忘れたままここまで走ってきてしまいました。げげ、これはまずいですよ。下手するとガソリンが出てきちゃいます。給油キャップ無くなりましたって、レンタカー屋に言ったらどうなるんだろう?といろいろ不安なことばかり。。 こうなったら自力でなんとかするぞ!ってことで、車の部品屋さんみたいなところを見つけてそこで探すとありました!給油キャップ(笑)お値段 1ドルくらいしたんですかね、よく覚えてないけど。。とにかく、助かりました。

車関係の話は他にもあります(笑) 別の時期の話ですけど、同じく出張中に車運転してて、ボーとしてたのか、信号待ちの車にコツンと追突してしまいました!💦軽くぶつかっただけなので、バンパーが凹んだりはしてないレベルだとは思うのですが、でも、日本だったら絶対「ちょっと警察呼びましょう」ってなるなっていうシチュエーションです。あー やっちゃったよ。。。こんなところで警察か。。 そうだ、ここはアメリカ、こっちが悪くても絶対、I am sorryって言っちゃいけないんだよな、、どうしよう、、とか思いながら、前の車の様子を伺っていました。すると運転席が窓を開けて、腕を出して来て、なんだか「オッケー」のジェスチャーしている雰囲気です。なんと!ドンマイ、気にすんな!と言ってくれているみたいです(笑)そして何もなかったように走り去って行きました。ありがとうアメリカ人!

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