周辺機器はどうする? キーボード編

パソコンの買い方動画や、イチ押しモデルの紹介をしたついでに周辺機器についても意見を述べます! 手始めにキーボードについてです!(というか、お問い合わせをいただいたので、この際、ブログのネタにさせていただこうかと。。。)

キーボードの種類からまずは整理しましょう。 最初にPCとの接続方法によって以下の3つのタイプがあります。

タイプ接続方法電源値段通信方式
有線(USB)タイプUSBケーブルをPCのUSBポートに刺して使用USBから給電するので電池不要安いUSB規格
無線(ドングル)タイプドングルをUSBポートに刺して使用電池内臓まあまあ安いメーカー固有
無線(Bluetooth)_タイプPC内部のBluetoothと直接接続電池内臓ちょっと高いBluetooth規格

最初の有線USBタイプが、まあ一番普通のタイプですね。キーボードからUSBケーブルが出ていて、PCのUSBポートに差し込んで使います。

わかりにくいのが無線タイプの2つですね。無線(ドングル)タイプというのは、通常は無線キーボード、ワイヤレス・キーボードと呼ばれている製品です。無線2.4GHzという言葉も書かれてたりします。このタイプの場合は、キーボード本体とPCのUSBに差し込む小型USBメモリーみたいなもの(ドングルと呼びます)が付いてきます。

一方でBluetoothタイプも無線キーボードとかワイヤレス・キーボードと呼ばれますが、BluetoothとかBT5.3とかブルートゥースとか、とにかくBluetoothだと書いてあります。このタイプでは、ドングルは必要なく、PCのBluetoothに直接接続して使います。そして、現状Bluetoothの方がちょっと値段が高いです。値段が高い、つまりいいもの?という印象からか皆さんとにかくBluetoothの方がいいのでは?と思われているかもしれません。

しかし、実はそう簡単ではないのです。それぞれ一長一短があります。だから、いまだに3つのタイプが売られ続けているわけですね。

一長一短についてごちゃごちゃ述べる前に、いきなり結論から言ってしまいましょう(笑)

結論:キーボードは有線USBタイプがよい!

特にPCが据え置きタイプ(デスクトップか、ラップトップだけど置きっぱなし)の場合は、無線にする意味ないですのでUSBで繋ぎましょう。もしケーブルを1本でも減らしたい!だから、キーボードも絶対に無線にするんだ!という方に関しては、安い方の無線(ドングル)タイプをお勧めします。つまりBluetoothはお勧めしないってことです(笑)

ではなぜに有線USBタイプがいいのか?

  • 動作が早い
    • 繋いでから使えるようになるまで、使っている最中、とにかく一番早いのはUSBタイプです。特に繋いでから使えるようになるまで早いかどうかは使い勝手に直接響きます。ここでもたもたするようなキーボードではもうやる気が失せてしまいます。無線タイプは、どうしても有線より動作が遅くなる傾向があります(無線だから遅い、というより、無線の場合は、電池を持たせるためにいろいろ小細工をしているために遅くなることがあるということです)
  • 動作が単純で、トラブルに強い
    • なんでかキーボードが言うことを聞かなくなったとか、そんな事態は勘弁してほしいもんです。USBタイプなら、万一調子が悪くなったら、USBを抜いて指し直しましょう。それで、再接続されるので、復活することが多いです。単純な分、トラブルシュートも単純です。一方で、無線タイプ、特にBluetoothタイプでトラブったら原因の調査やらが大変です、すぐに直せる確率は低いです。。。Bluetoothはいろんな機器と繋がるという点ではよくできているのですが、いろんなものと繋がることでトラブル可能性も増え、トラブルシューティングが難しくなります。
  • 安いし選択肢が多い
    • USBタイプが一番安い。無線に比べて部品数が少ないので当然です。またいろんな製品が売られています。選択肢が多い。これも重要なポイントです。
    • とにかく、キーボードは自分の好みにあったものを使うべきです。自分に合っていないキーボードを使うストレスは無用なストレスですので、快適な環境にするためにもキーボードにはこだわりましょう!昔(はるか昔のころです(笑))のキーボードはボタン1つ1つがスイッチになっているもの(今で言うメカニカルキーボード)だったのですが、今では、薄くするため、安くするためにメンブレン(膜ってことですね)タイプのゴムがペコペコするキーボードが主流になっています。(ラップトップPCについているキーボードはすべてこのタイプです) ゴムでできたメンブレンタイプは静かでいいのですが、キーを打つ感覚が弱い、ストロークが短いなどの理由で、打ち込んでいる感じがせず、人によっては(私のことですね(笑))、こんなんじゃ打った気がしない!カチャカチャうるさくてもメカニカルキーボードがいい!となります。世間ではゲーマーはメカニカルキーボードを使っているようですね、やはり微妙な感覚がものを言う世界なんでしょうか、よくわかりませんが。。ちなみにゲーマーご用達のメカニカルキーボードにはスイッチの重さ(押したときの感覚)で、赤、青、茶などと色でランク分けされてたりします。そこまでしなくても、、と、個人的には思いますが、それだけこだわる人はこだわるということで💦

次に「とにかくケーブルはいやだ!」「よく場所を変えて使うので、ワイヤレスがいい!!」という方は、無線(ドングル)タイプですね。一応、特徴を列挙すると(Bluetoothと比べて)は

  • 設定が簡単で、認識が早い
    • このタイプの場合は、ドングルをPCのUSBポートに刺して、キーボードの電源を入れれば設定完了です。Bluetoothのようにペアリングなどと言った設定はありません。最近のBluetoothはペアリングもスムーズになった印象ですが、それでもこんな設定めんどくさいです。
  • 反応が速い
    • 程度問題ではありますが、Bluetoothと比べて、ちょっとだけ反応が速いです(人間が気づかないレベルではありますが、、)なぜか?というと、Bluetoothは標準化されたプロトコルを採用していてキーボード専用でもなんでもありません、その分、いわゆるオーバーヘッド(簡単に言うと通信されているけど、キーボードの動作には本来必要のない無駄なデータ)が多いのです。一方で、普通の無線タイプはメーカーがキーボードのために勝手に作った手順で動いているので、互換性はないけど、オーバーヘッドが少ない(必要なデータのみ送る)ので、動作が速い。ということです。
  • 要注意な点としては、ドングルを失くすとアウト
    • キーボードとドングルはペアになってますので、ドングルを失くすとアウトです。失くさないように気を付けよう!

以上 キーボードはどれがいい?について考えてみました! 

あとがき

ひょっとして「Tech-Yoshikiはただ無線が嫌いなだけじゃなのか?無線のことほんとにわかって言っているのか?」と思われた方もいるかもしれませんので、ちょっとあとがきを追加します。

実はというと、電気メーカー勤務の時の最初の仕事は「無線エンジニア」でして、毎日、無線回路を設計したり、実験したりしておりました。(さらに言うと、中学生のころはアマチュア無線やってました)なので、無線の基本は分かっております!仕事でやってたから無線嫌いになったというより💦が、無線に過度の期待は禁物だと経験から学んだとは言えるかもしれません(笑)。以上余談でした。

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