財布を落とした!
突然ですが、新年早々、財布を落としまして、、、大変な目に会いましたので、ちょっとその話を。。 皆様もお気をつけくださいませ!
1月6日月曜はいきなり出社となりまして(いつもは在宅なんですけどね)9連休明けの朝から出社はなかなか体に堪えます。が、気合でいつもより早く起きて電車に乗って出社しました。 出社しただけで、もう、仕事は半分以上終わったようなものです(笑) あとは惰性で仕事して、帰るだけ! 幸い、午後は、在宅でできる仕事だったので、お昼休みに帰宅することにしました。(一日中会社にいなくていいだけでも大変ありがたい今の職場です。。)
午前の仕事を終えて、とっととオフィスを出て、駅に向かい、すぐに地下鉄に乗って帰路につきました。途中で乗り換えのために駅を降りた時、ちょっと違和感を感じました。私は、小心者の癖で、電車を降りるときは必ずと言っていいほど、ズボンのお尻のポケットを上からトントンするのです(笑)財布やらスマホやら、ちゃんと入っているよね、という確認です。いつ頃からこの癖が付いたか覚えておりませんが、とにかく、電車を降りるときには、ポケットをトントンと上から軽くたたくのです。情けない癖ではありますが、まあ実用的と言うことで(笑)
「あれ?お尻が真っ平?」あわててポケットに手を突っ込んでみましたが、何もない??えー? あー 財布がない??とちょっと頭が真っ白になりかけてます。「落ち着け!俺!」と言い聞かせてみますが、そんなことを心の中で叫んでいる時点でかなり慌ててます(笑) 「やっべー、財布がなくなったよ。。どうしよう。。。」
そこで思い出しました! 「そうだ、こんな時の為に、財布にはTile(タイル)を入れてたんじゃん!」Tileとは、これです。探し物を見つけてくれます!といういわゆるスマートタグです。これがあれば見つけられる! さっそくスマホを取り出して、Tileアプリを起動して、財布の現在地を調べます。アプリは財布が自分の近くにないことを表示してます。もし数十メートル程度の距離だったら、音を鳴らして探すことができるのですが、近くにはないということです。ということはどこかで落としたに違いない。そんな時は、最後に検知された位置表示を見れば、どのあたりで落としたかがわかるはず。検知された位置情報の履歴を見ると、電車に乗った駅にあった履歴があります。が、その後の位置が検知されていません。
スマートタグは、GPS端末のように位置情報を自分で測定はできないので、同じ種類のタグを持った別のユーザが近くを通りかかる際に、タグ同士で通信をして、位置情報をユーザのスマホ経由で取得します。なので、同じTileを持った人が近くに来ないとダメなのです。よって位置情報がわかるという保証はありません。あくまで運が良ければわかる、というものです。
私の財布は落としてから、しばらくして近くにTileのユーザが通りかかったようです。しばらくして位置情報が検知、更新されました。更新された位置を見ると、最初に乗った駅から反対方向に向かって移動しているようです。「え?まじ? 誰かに持っていかれてる?反対方向に移動しているじゃん。」しばらく位置情報の更新を待ってみましたが、その後は更新がありません。うーん、どういうこと?しょうがないので、とにかく、最後に検知された場所(グーグルマップに表示されてます)に行ってみることにしました。
マップ上ではここにあるはずなんですが、現地に行ってみても何も見当たりません。駅の事務室に行って、落とし物聞いてみても、該当なしという答え。完全に空振りです。しょうがないです。ここはいったん諦めておとなしく自宅に帰ることにします。不幸中の幸いは、スイカは財布ではなく、スマートウオッチに入っているので、財布がなくても電車には乗れるのです(笑)ぶっちゃけ言うと財布には大したものは入っていません(笑)現金少々とクレカ2枚だけ。クレカは最悪、止めればいいので、実質被害は、現金少々のみってことにはなるのですが。。。でも、やっぱり失くしたショックはデカイです。。
帰宅する途中で落ち着いて考えると、落としたのは駅か電車の中ですから、駅の落とし物コーナーってやつに届けられてる可能性が高いはず。さっそく駅の電話番号を調べて電話してみました。「駅で財布の落とし物届いていないでしょうか?」「少々お待ちください。うーん、ここには財布の届けはないですね。」
やっぱりなあ、そんな簡単には見つからんよな。。とあきらめかけたのですが、諦めるにはまだ早い、、「電車内で落とした可能性もあるのですが、その場合はどこに問い合わせればいいですかね?」と食い下がってみました。すると「財布の中に名前のわかるもの、はいってますか?」「はい、クレジットカードが入ってます」
「お名前は?」「xxよしきです」
「でしたら、こちらで調べられます。少々お待ちください。」「はい。。。」
「お待たせしました。えーっと、ありました。xx駅に届けられてます」
なんと!!!いきなり見つかったとな? ちょっとびっくりです。しかも、XX駅ってタイルがここだと言っていた場所とは全然違います。すっごいうれしいけどでもちょっと半信半疑です。しかし、ここでせっかく見つかったと言ってくれてる駅員さん「ほんとですか??信じられないんですけど?」とか言ってはバチが当たりますのでぐっとこらえて「ありがとうございます!ではその駅に連絡して取りに行きます!!」
その日の夜、仕事を済ませた後でxx駅に向かいました。まだ完全に信じられませんが、、まあ行ってみるしかありません。
駅について、事務室を見つけると、「落とし物を受け取りに来ましたー xxです」「あ、はいはい。xxさんですね」
金庫みたいなところに保管されているようで、鍵を取り出して、金庫を開けて、袋を取り出し、その袋の中から、私の財布が出てきました。
「こちらですかね?」
「はい!これです!!」もう私は大興奮です。その場でスキップというか小躍りしてそうな感じです(笑)
が、駅員さん、そんな私の大興奮にまったく反応せず(笑) 「じゃあ身分証明書をご提示いただいて、この紙に記入してくださいね。」と極めて事務的に話を進めます。うーん、この喜びを駅員さんと共有したい!というのはちょっとムリな注文なのか?なにせ向こうはこんな落とし物を毎日扱っているんだろうしなあ。。
しかし、すごいではありませんか。財布の中を確認しましたが、少々入っている現金もカード類もまったくそのまま落とした時のままで、私の手元に帰ってきましたよ。しかも、その日のうちに。。普段は、日本ってすごい!とあんまり思わない私ですが、今日ばかりは、さすがっすねニッポン!日本の地下鉄偉い!と言いたくなったのでした。どこの誰だかわかりませんがすぐに届けてくれた方、駅員の方々、本当にありがとうございました!!!
余談です)落とし物って名前がわかるものが入っているとすぐに検索してくれて、落としもの届があるとすぐわかるみたいです。すばらしい!今後は落としそうなものには名前をわかるものを入れとこうと思います! 逆にキーホルダ付きの鍵などは、名前がないので、まず見つからないようです(数年前に自分で経験済みです💦トホホ)
ついでに言うと、Tileは、こういう時には役に立たないことがわかってしまいました💦 位置情報の更新が運任せだし、精度も出ないので。 家の中で失くした時などは音を鳴らして探せるので、その時は役に立ちますが、、外で落とすとダメということですな。今後はお尻のポケットをトントンする頻度が上がりそうです。かっこわる。。。ということで、今日の教訓は、頼りになるのは最新技術のTileより、真面目な日本の皆様です!