3回線同通とは!?

たまには真面目な投稿します!

先日いただいたご相談の内容は「うちの会社ではTeamsを3つ使って同時通訳をしています。ミュートアンミュートが煩雑すぎて間違えてしまって、困っています。何とかならないでしょうか?」というものでした。依頼者はIT企業で社内通訳をされている方です。

まずは詳細を伺うために依頼者さんとZOOM会議をしました。

「そもそもTeamsを3つも使っての同時通訳とはどういうことでしょう?普通2回線では?」と聞いてみると、「双方向の同通を日英、英日のチャネルをそれぞれ設定して訳出します」と。つまり通訳用に2回線使うわけです。そしてフロアの1回線で、合計3回線と言うわけです。そして、使うデバイスは、フロア用にPC、日英用にiPad、英日用にスマホ、と3つ使います。うーむ、これはなかなかにすごい設定ではないですか!PC、iPad、スマホをほぼ同時に操作するわけですな、まさにお手玉!これは間違えるのも無理はありません。

ここまで聞いて思い出したのは、Teamsアプリは同時に2つの会議に入れない(当たり前ですが)のですが、2つの会議を行ったり来たりはできるので、その機能を使って英日と日英の訳出を切り替えているという例があるとどこかの誰かが言ってました。(すみません、誰だったか、忘れてしまいました、、確か、JACI主催の社内通訳者の集いか何かで聞いたようなかすかな記憶が、、、)つまり、Teamsアプリで2つの会議に参加すると1つは参加中、もう一つは保留中(On hold)になっているので、その状態で、Resumeボタンを押すと保留中が参加中に、参加中が保留に一発で切り替わるのです。これはなかなかに便利な機能ではないですか! ちょっと自分のTeamsで実験してみましたが、なかなかサクサク切り替わります。これでいいじゃん!ということで、依頼者には、「3つのデバイスを使うのは大変ですし、ミスも避けられないです。PC1つでやりましょう。フロア用にはブラウザ経由でTeams会議に参加します。そして通訳回線2つにはTeamsアプリで入ります。これでフロアの音を聞きながら、Teamsアプリ側の通訳回線に訳出を出せます。英日と日英の切り替えはResumeのボタンを押すだけです。」

「え?ほんとですか?」と半信半疑は依頼者さんです(笑)まあそうですよね。3つのデバイス使っていたのに、いきなりPC1つで全部できますと言われても、、ねえ。

そこは百聞は一見に如かずなのでやってみましょう、ってことでその場でやってみていただきましたら、「あら、できましたー!」ということで、とりあえず練習は成功です。あとは実戦で使ってみてください!

これでめでたく相談は終了しました。その後の続報をお待ちしております!

うちでもやってみたい!けどやり方がよくわからない!という方、お問い合わせください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です