2回線で同通している通訳者にはぜひみてもらいたい!

日本でオンライン同時通訳と言えば、いやゆるRSIではなく、2回線で同通をしていらっしゃる通訳者さんが主流ですよね! 日本では同通にRSIを使うことはまれではないかと。。RSIの代わりTeamsとZOOMとか、TeamsとWebexとか組み合わせはいろいろですが、結局のところ2回線を使って、同時に2回線を聞きながら同時通訳をしているのです。つまり、メインの回線を聞きながら、通訳用回線に訳出(交代の連絡などもします)をしていくというかなり原始的なやり方です。RSIのようにハンドオーバー機能もなにもありません。すべてがマニュアルです。日本らしいと言えば日本らしい(笑) 日本では多くの企業ではDX!!とか言っているけど、RSIには目もくれず、コストが安い2回線での同通ばっかりやっているわけです。私も社内通訳しておりますが、同通はすべて2回線同通です<(`^´)>

では通訳者はどうしているか?というと、それぞれ自分のやり方で2回線を接続し、同通をしているわけです。やり方はお任せされてますよね(というか勝手に自己責任でやれ!ってことかと💦) 自宅からの遠隔通訳ですから、セットアップはすべて自己責任ということで。。。

実際にはどうやっているのか?同僚の通訳者さんからよく聞くのはPCやスマホを2台使い、それぞれにヘッドホンとイヤホンをそれぞれ繋いで聞きながら訳出するというやり方です。つまり頭にヘッドホンを乗せ、耳にはイヤホンが突っ込まれてる状態、カッコ悪いし、辛すぎますし、耳に悪い! さらにはPCを2台使うとなるとスペースも取るし、キーボードも2つ使う必要があります。こんな状態では気が散って肝心の通訳に集中できません!(正直通訳の実力がそこそこな私にはとてもじゃないけど無理です💦)

そんな方には1月にアップしたものですが、この動画をぜひ見ていただきたい!このやり方で PC1台だけ、そしてヘッドホン1つだけで2回線同通ができるのです!なぜか?それはミキサーを使うから!この方法を1人でも多くの通訳者にお届けしたい!と本気で思っています。

以上前置きが長くなりましたが、見ていただきたい動画はこちら↓です。接続編と設定編の2つ動画で、2回線同通の実現方法を説明しています。

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2回線で同通している通訳者にはぜひみてもらいたい!” に対して2件のコメントがあります。

  1. 匿名 より:

    Zoomには言語機能があって、2回線繋がなくても同時通訳は提供できますよ:) ただ、通訳者同士がお互いの声を聴いたり、交代の合図をするために、携帯電話などで副回線を繋いでいます。

    言語機能を使用するためには、有料のアカウントが必要なので、アカウントを持っている人が会議設定をします。通訳者はアカウントを持っていなくても大丈夫です。

    サイトのところにZoomの公式ページのリンクを入れました。参考にどうぞ。

    1. member_admin より:

      コメントありがとうございます!
      はい、おっしゃるとおりZOOM有料版には通訳機能がついていますので、それを使えば、1回線のみで同時通訳可能です。通訳者同士の連絡はLINEとかSkypeとかで別に繋いでますね。
      ということで主催者がZOOMの同通機能を使っていれば、1回線で済みます。RSIを使っているのと同じ、ということですね。
      ちなみにZOOMだけでなく、Webexにも同通機能があります。さらにはTeamsにも一応ついてます。実際には誰も使ってないようですが。。
      ZOOMの同通機能はある程度使われていると思います(私もZOOMの同通機能は経験しています)が、いまだに主催者の都合で2回線を立てて同通するように設定していることがほとんどのようです。特に社内通訳の場合はほぼ2回線(場合によっては3回線!)を使っていることが多いのではないでしょうか。そのために通訳者側で2回線に接続して、さらに連絡用の回線も立てたり、めんどくさいことをさせられている状況ではないかと。。

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