IT知識が通訳に役に立ったことは?

昨日の通訳フォーラムの講演の余韻がまだ残っております(笑) 私にとっては通訳者の皆さんに向けて講演をさせていただく晴れ舞台でしたので、いまだ興奮冷めやらぬ、な気分です。が、同時にちょっと後悔する部分もあります。それはいただいた質問に応えきれなかったところです。もっといい答えができたのに!とあとになって悔しい思いをしたりするわけです。基本的にあまりクヨクヨしない性格の私ですので、そのうちこの悔しい思いも、まあいいか(笑)と忘れてしまいそうです。そうなる前に、できるだけのことをしたい!ということで。講演の中で答え足りなかった話を投稿していきます!

いただいた質問はこちら「IT知識が実際の通訳の現場で役に立ったことはありますか?」

ここで何かいいエピソードが答えられたらよかったんですが、そんなに器用にはできませんで、無難な回答(エンジニアの言ってること(気持ち)がなんとなくわかるので、通訳に役に立ったなあみたいな(笑))しかできませんでした。💦

思い出してみると、1ついい例がありました。専門用語ってわけでもないのですが理系だったらわかるけど文系なら知らないだろうという単語についてです。それは絶対温度。表記はK でケルビン(kelvin)と呼びます。

ある日、2人体制で担当した会議でかなり技術的な話をしていました。パートナー通訳さんは文系ですが、専門用語は事前に事前資料などで調べてあるので、当然技術の話も問題なく対応できています。が、そこでいきなり「そこの温度は600ケルビンでした」と英語で発言が、、「ケルビン???」とパートナーさんが固まっているのが、雰囲気でわかりました。ちょっと間があって、温度は、600、、えー、カルバンでした、と訳されたのです。まあカルバンでも相手には伝わったのでしょう。そのまま会話は続きました。

会議が終わったあとで、ご本人が「「カルバン」なんて言っちゃった、パンツかよ!悔しい!」とおっしゃってました(笑)

理系ならどこかで絶対に習っている絶対温度ですが、文系では聞いたこともないのではないでしょうか?実際の技術の会議でもそんなに出てくることはない単語です。私もほとんど忘れてました、が、ケルビンと聞くとすぐにKを連想するようにはなっていますので、聞き逃すことはありませんでした。

以上理系でよかったなあと思ったエピソードです(笑)

この程度の小さい話しか思いつきませんでした💦 他にもいろいろあるはずなんですけどね。。

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