Vaio Type Pを復活させました!

今日のネタはかなりテクニカルですが、ぜひご一読ください。これを読んで「わたしの古いPCも復活させたい!」と思ったらテックよしきにお問い合わせください!

これは会員の方からのご依頼で、お持ちの古いPCを復活させたいと。。そのPCとはなんとVaio Type P、、う、これは古い!!(笑)搭載しているのはWindowsはVistaです! 懐かしさがこみ上げてきますねー(笑)

依頼者よるとカッコいいから買ったんだと。。確かにカッコいいです。今見てもなかなかイケてます。最近はこういうタイプのデバイスがないですよね。折り畳みで、キーボードで超小型。無理やり(笑)ですが、ジーンズのポケットにも入る。見た目もスマホに慣れた目には逆に新鮮です。これなら今復活させてもイケてるデバイスになるかも。。

「とにかくものを送るから見て!」と言われて、送っていただきました。送る直前になって「実は電源アダプターがないんです、なので電源すら入れられません。」と、、おっと、電源から用意しないといけない、、しかし!その程度ならお安い御用です。何とでもなります。さっそくスペックを調べて、適合するタイプのACアダプターを注文しまして、2日後に到着です。ACアダプターはコネクターのサイズと電圧(そして±極性)さえ合っていれば、なんとでもなるのです。

さて、古い(遅い)PCを復活させる手段は基本的には以下のような手が考えられます。

  1. RAMを交換(追加)する
  2. HDDをSSDに入れ替える(世間ではSSD換装と呼んでいるようです)
  3. OSを載せ替える

普通に遅い数年型落ち程度のPCならまずは1と2を実践します。これでサクサク動くようになる場合はほとんどです。ついでにOSがWindos10 だったらWindos11にアップグレードしちゃいます。PCが遅くなったので何とかしたい、と言って電気屋に持っていくとたいていこの1と2を勧められます、それ自体はいいのですが、問題なのは、すごいお値段を吹っ掛けてくることです。なぜか?というと要らない作業を勝手に作業オプション(例えば、「クリーニング」と称して、蓋を開けて汚れてもいない基板にブロワーでシュッシュと空気吹きかけて4000円とか💦ほんとびっくりするような内容。。。)に入れたり、部品代が妙に(2倍以上、、、)高かったり、、いろんな小細工して結果、総額がべらぼーなお値段になるわけです。それでも新しいPC買うよりは安いし、速くなるならまあしょうがないか、と思う方がほとんどです。知らないので無理もありませんが、知らないことに付け込んで、無駄な作業にお金を払わせる電気屋の手口にはほんとにあきれてしまいます。

ちょっと脱線しました。話をもとに戻します。

今回のPCは何と言っても15年も昔のモデルで、小型モデルです。なので、蓋を開けて部品を取り換えるというわけにはいきません。1と2をするのは無理。仮にRAMを増やしたり、SSDにしたところでCPUはそのままのチョー遅い(当時はそこそこの性能だったんですが、今から見るとすっごい遅いです、、、)やつですからサクサク動くようになるわけもない。。

なので、この手のモデルに対しては3つ目の手段の「OS載せ替えのワザ」を使います。OSを載せ替えるとなぜ動くようになるのか?それは、Windowsは比較的重いOSだからもっと軽いOSに載せ替えるとかなりの確率でサクサク動き出す、しかも最新のOSで、ということです。そもそもそのまま入っているWindowsVistaのままで動かすのはダメなのか?ダメです。それは今どきのアプリ(ブラウザなどの基本アプリですら、、)が動かないので実用になりません。またマイクロソフトのサポートがとっくに切れた古いOSをネットに繋いで使うのはセキュリティ上かなりよろしくないですからやめときましょう。じゃあ今時のOSで使えるOSを載せるにはどうするか?答えはWindowsをLinuxに入れ替えて使う、です。Linuxは有志ボランティアが作ったいろんな派生バージョンがあります。ディストリビューションと呼ばれています。例えば、有名どころだとUbuntuとか、Debianとか。。(私は別のLinux環境ではUbuntuを使っております)もともとLinuxはユーザを選ぶ、取り扱いが難しいOSではありますが、普通にブラウザやWordなどを使う分にはWindowsとそれほど使い勝手は変わりません。

その中に非力なPCでも動かせるような機能を絞ったOSが作られてます。その代表がラズパイ(RasberryPi) OSです。知る人ぞ知る格安低性能コンピュータのラズパイという製品向けのOSなのですが、Linuxなので、PCにも載せられます。ということで今回はこれを載せてみました!

載せ方はちょっとテクニカルなので割愛します、が、ちょっと慣れれば誰でもできるので自分でOS載せ替えに興味ある方には個別でレクチャー致しますのでお問い合わせください。

OS載せ替え中の画面はこんな感じです。(OSインストール作業はなかなか時間がかかる作業でして、、今回はおおよそ3時間程度かかってます。。)

完了後に起動して、ブラウザを表示してみました。こんな感じです。

個人的には老眼の目にこのサイズの画面はちょっとムリ(笑)ですが、まだまだ使えそうです。15年前のモデルがよみがえった!ということで、めでたしめでたし!

Vaio Type Pを復活させました!” に対して1件のコメントがあります。

  1. dadog より:

    素晴らしい!私もチャレンジしてみようと思います!
    せっかくタイプpを持っていても、あの遅さ(vista)では使い物にならなかったので。
    所有する喜びのみから使用する喜びに移行できるといいなあ。

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